トランスレーショナル研究ユニット

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疾患の理解による、創薬プロセスの変革。

トランスレーショナル研究(TR:Translational Research)ユニットは、分子病理学、ゲノミクス、バイオインフォマティクス、プロテオミクス、そして細胞生物学等のプラットフォームを有しています。高い技術力と専門性を持った研究員の密な連携と多角的な解析によって、疾患の理解を目指しています。

臨床/非臨床研究から医薬品開発へとつなぐ
トランスレーショナル研究基盤

TRとは、基礎研究の成果を臨床現場へ橋渡しするとともに、臨床上の視点から得た知見や課題を非臨床研究にフィードバックすることで、次世代の治療法・診断法の開発につなげる研究です。第一三共RDノバーレは、TRに必要な研究機能を有する国内トップクラスの企業として、革新的な医薬品の創出に貢献する、新たな創薬プロセスの構築に挑戦しています。また、最先端の設備とセキュリティ環境を整備し、高い信頼性を担保することで、臨床検体や、それに付随する関連情報、得られた解析データを取り扱える体制を整え、貴重かつ微量の臨床検体を有効に解析できる研究基盤作りを推進しています。

『疾患から始まる創薬』

医薬品の研究開発には膨大な時間とコストがかかり、成功確率も決して高くありません。また、個人に適した治療の必要性も高まっており、創薬プロセスのブレークスルーが待ち望まれています。そこで、第⼀三共RDノバーレがチャレンジするのは「疾患から始まる創薬」。 患者さんの血液や組織(臨床検体)の解析から、疾患のメカニズムや薬の反応性に関する機序を理解し科学的な検証を経て、安全かつ奏効性の高い薬剤を、短期間で患者さんに届けることができる「新たな創薬プロセスの構築」を目指しています。

TRユニットの特色

疾患を理解し、創薬プロセス変革の原動力となるTRプラットフォーム
分子病理keyboard_arrow_down
  • 標本作製
  • 病理組織学的解析
  • 電子顕微鏡
  • 免疫染色
  • 特殊染色
  • Multiplex IHC
  • 病理画像解析
細胞生物keyboard_arrow_down
  • フローサイトメトリー
  • セルソーティング
  • ゲノム編集
  • Genome-wide CRISPR/
    Cas9 screening
  • シングルセル解析
プロテオミクスkeyboard_arrow_down
  • 質量分析
  • 高感度ELISA
  • Multiplex ELISA
  • ウェスタンブロット
ゲノミクスkeyboard_arrow_down
  • 次世代シークエンス解析
  • 全ゲノム・エピゲノム・トランスクリプトーム解析
  • シングルセル解析
  • 遺伝子発現解析
  • 定量 PCR
  • デジタル PCR
  • FISH
バイオインフォマティクスkeyboard_arrow_down
  • NGSデータ解析パイプライン構築
  • オミクスデータ解析
  • 大容量データストレージ
  • ハイ・パフォーマンス・コンピューティング
高度な解析力

患者さん由来の、貴重かつ微量な検体の解析に必要なTRプラットフォームを駆使した、バイオマーカー探索、薬効メカニズムや薬剤耐性化メカニズム解析等の機能を保有しています。実験計画立案の段階から、バイオインフォマティクスを含む各専門分野の研究員間で連携することで、解析目的に応じた臨床検体の適切な取り扱いや、多角的な解析を実現しています。

最先端の設備

最新の次世代シークエンサー(NGS: Next Generation Sequencer)を導入し、検体処理の自動化を進めることで、ゲノミクス技術基盤の強化拡充を図っています。また、得られる膨大なゲノムデータを解析、管理するためのITシステム、および堅牢なセキュリティ環境等、国内製薬企業の中でもトップレベルの研究プラットフォームを保有しています。

専門性の高い研究員

創薬研究で培った技術と知識を臨床検体の解析に活用し、微量の検体から品質の高いデータを生み出す技術力が私たちの強みです。臨床検体の解析には、人体病理学の知識と経験が豊富な専門性の高い研究員が従事しています。

臨床研究ラボページへ

TRプラットフォーム

分子病理
病理学的視点から疾患の理解を目指す
分子病理
多重蛍光免疫染色法(7-color Multiplex IHC)
  • 検体の包埋・薄切・染色等の病理標本作製から顕微鏡観察による病理組織学的解析までを、一貫して実施することが可能です。「多重蛍光免疫染色(Multiplex fluorescent immunohistochemistry)」をがん組織の微小環境解析に適用しています。
  • 当社の強みであるゲノミクス・プロテオミクス解析のために適切な試料を提供します。例えば、患者さんのがん組織から解析対象部位を分離し、NGSによる遺伝子発現解析を実施しています。

コア技術

標本作製 / 病理組織学的解析 / 電子顕微鏡 / 免疫染色 / 特殊染色 / Multiplex IHC / 病理画像解析

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TRプラットフォーム

細胞生物
臨床検体のシングルセル解析に挑戦
細胞生物
  • 臨床検体を用いた細胞レベル解析の基盤構築を進めています。解析目的に応じて臨床検体を細胞レベルでソート、マルチオミクス解析及びシングルセル解析に提供します。
  • 細胞レベルでの様々な解析を行います。例えばトラスツズマブ デルクステカン(DS-8201)に代表されるADC標的蛋白質の解析やT細胞、B細胞、DC等、免疫担当細胞のプロファイリングによって薬物の効果や副作用・耐性獲得メカニズムの理解につなげます。
  • ゲノム編集技術を適用し、細胞レベルで遺伝子の機能解析を実施します。

コア技術

フローサイトメトリー / セルソーティング / ゲノム編集 / Genome-wide CRISPR/Cas9 screening / シングルセル解析

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TRプラットフォーム

プロテオミクス
豊富な経験に基づくプロテオミクス・蛋白質解析技術を
トランスレーショナル研究に適用
PPCP法 (Perturbation Proteomic Correlation Profiling)
プロテオミクス・蛋白質解析・ケミカルバイオロジー
Ohki, Y. et al. Cell Chem Biol. 26,137-143(2019)
プロテオミクス・蛋白質解析・ケミカルバイオロジー
  • 質量分析を基盤とした高度なプロテオミクスプラットフォームを活用し、蛋白質を網羅的に定性・定量解析します。数μgの細胞や組織抽出液から約1万蛋白質を、またホルマリン固定された数枚の組織切片から約6千蛋白質を同時に定量解析することができます。
  • 対象を定めた蛋白質の定量解析プラットフォームとして、高感度ELISA、Multiplex ELISA、ウェスタンブロット等の解析技術を保有しています。
  • 化学合成・分子生物学の技術を組み合わせ、低分子化合物の作用点同定、抗体の抗原同定、相互作用蛋白質探索など、世界最先端のケミカルバイオロジー研究を推進しています。

コア技術

質量分析 / ⾼感度ELISA / Multiplex ELISA / ウェスタンブロット

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TRプラットフォーム

ゲノミクス
先進的かつ高度なゲノミクス解析によりトランスレーショナル研究を推進
ゲノミクス・遺伝子解析
NovaSeq 6000システム(Illumina社製)
  • 医薬品の作用メカニズムやバイオマーカー探索のために必要とされる、様々な遺伝子解析技術を有しています。
  • 特に、NGSを用いた解析は、TRにおいて必須となっており、網羅的な遺伝子解析、さらには、様々な疾患メカニズムの解明を目指して、遺伝子の制御機構として重要なエピゲノムの解析にも活用しています。
  • これらの多層的な先進的ゲノミクス技術を駆使し、さらにそのオートメーションも積極的に行うことで、高い信頼性と、高スループットかつ安定的に解析が可能な環境を実現しています。

コア技術

次世代シークエンス解析 / 全ゲノム・エピゲノム・トランスクリプトーム解析 / シングルセル解析 / 遺伝子発現解析 / 定量 PCR / デジタル PCR / FISH

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TRプラットフォーム

バイオインフォマティクス
ゲノミクスチームと一体で臨む
信頼性の高いトランスレーショナル研究の実現
バイオインフォマティクス
ハイ・パフォーマンス・コンピューティング環境
  • 信頼性の高い研究には高品質なデータが必須です。NGSを用いた研究に計画段階から参画し、ゲノミクスチームの研究者と一体となって品質基準の設定や適切な解析方法を検討することにより、質の高いデータを取得し解析しています。
  • ゲノミクスの実験で生じる膨大なデータを短期間で解析するため、大容量のデータストレージと高性能な計算用サーバーからなるハイ・パフォーマンス・コンピューティング環境を社内に構築しています。また、用途や計算量に応じて社外のスーパーコンピューターも活用しています。
  • TRにおけるゲノミクス解析では、個人識別符号に該当するヒトゲノム情報を取り扱います。ハードおよびソフトの両面から、信頼性を確保した管理体制を確立し、適切に運用しています。

コア技術

NGSデータ解析パイプライン構築 / オミクスデータ解析 / 大容量データストレージ / ハイ・パフォーマンス・コンピューティング

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